神戸クラフト物語
23神戸酒心館(こうべしゅしんかん)
酒造りを400年牽引し続ける日本一の酒どころ“灘五郷”
清酒の生産量、日本一を誇る兵庫県。その多くは、神戸・西宮の「灘五郷」と呼ばれる5つの地域で作られている。灘地方の酒造りの始まりは寛永年間(1624〜43年)。六甲山の湧き水、気候、土壌が米作りと酒造りに命を宿し、海沿いの立地が江戸との商いを結んだ。神戸酒心館は、そんな灘五郷の老舗酒蔵のひとつ。
伝統と革新が共存する酒蔵で生み出される「福寿 純米吟醸」は、国内のみならず、ノーベル賞公式行事でも振る舞われるほど海外で高く評価されている。灘の酒がワインのように世界中で愛される日も、きっと遠くはないだろう。
神戸の豊かな自然に、研ぎ澄まされたお酒



えみさんのオモイデ
灘の酒蔵探訪がきっかけでさかばやしを知りました。いただいたのは「そば膳」と「明石蛸の唐揚げ」、お酒は純米酒、純米吟醸、純米大吟醸3種類が飲める日本酒のセットと熱燗。お昼から二人でお酒が進みました。母の仕事が忙しくて普段なかなかちゃんと話すことができなかったので、さかばやしでお酒をゆっくり飲みながら話した時間がとても大切なものになりました。酔いも手伝って、親子同士普段しにくい深い話ができたような気がします。 帰りには酒心館内のショップで、九谷焼のお猪口と日本酒を買いました。今も仕事を頑張った日に、それを使って母と晩酌するのが楽しみです。