きまぐれ連載 オモイデ案内人ヒロシの酒場探訪
2軒目 三宮「郷土料理 土佐」

三宮 de 土佐


前回(1軒目)に引き続き、センタープラザのお店をご紹介。
2軒目は、センタープラザ東館にある「郷土料理 土佐」を訪問。
高知県出身のご夫婦が営む小ぢんまりとしたお店で、昭和50年に創業し、今年で47年が経つ。
本格的な高知の味を満喫できるお店で、年齢層が高い常連客が多い。
昼は定食メニューがあるので、よく訪れては「かつおたたき定食」や「土佐じろう鳥の玉子かけ定食」を食べることが多い。冬場になると、柚子の香りが効いた「みそうどん定食」も頻繁に食べている。いわゆる、昼の常連である。
暖簾をくぐると、そこは高知の家

話し上手で明るいお母さんと、一見寡黙そうに見えて実は気さくなお父さんが待っている。
まるで我が家に帰ったような落ち着いた雰囲気で、居心地がいい。
店内は、四万十川や高知家PRのポスターが貼られていて、坂本龍馬や岩崎弥太郎、ジョン万次郎といった土佐藩出身の写真などが飾ってあり、高知(土佐)色に染まっている。
かつおたたきと皿鉢料理

数人で訪れる際は必ずと言っていいほど、皿鉢料理を事前に予約する。
大皿に刺身や寿司、旬のものなどが盛り付けられており、色んな食材を味わえるからだ。また、かつおたたきもセットになっているのが良い。
かつおたたきは、さっぱりしたポン酢と、ネギ、茗荷、にんにくなどの薬味が絡まり、いつ食べても飽きることがない。ちなみに我が家の息子達も、幼くしてこの店のかつおたたきにハマっている。なんて贅沢な奴らだ。
他に、じゃこ天ぷら、いたどり炒め、土佐たまねぎ入り天ぷらなどが、ビール、日本酒のアテとしておススメしたい。ちなみに、締めを食べるのであれば、冬ならば「みそうどん」が最高。
帰り際、おふくろのひとこと

帰り際、お母さんにいつも言われる言葉がある。
「寄り道せんと真っすぐ帰らなあかんよ。」と、まるで母親のような口調で。
「うん。」と、息子のように素直に返事をするものの、息子の素直な返事ほど当てになるものはない。
案の定、寄り道をしてしまった。
郷土料理 土佐

営業時間 | 11:30~21:00 |
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定休日 | 日曜 |
住所 | 神戸市中央区三宮町1丁目9-1 センタープラザ東館B1 |
電話番号 | 078-331-6080 |